ファイナルディスティネーション

幸運にも死を回避したにも関わらず、必ず死ななければならないという不幸。

生憎1作目は見ていないのだが、2作目から4作目を立て続けに鑑賞。主人公はデジャブで危険を予知するのがお約束で、その後の死の連鎖を食い止めようとするのだが…(話は分かった皆まで言うな)というお話。その死に方はピタゴラスイッチの如く趣向が凝らされていて大変に楽しい(え?w)。人間の不幸というモノは、単発で遭遇した時にはさしたる不幸ではないように思う。それが偶然が重なり思いがけない方向に転じたりすると、とんでもない地獄を見たりするのである。このシリーズでは、迂闊さに端を発し偶然が重なって死に至る様が死に神もしくは悪魔の意志として描かれている。死ぬべき人が死ななかったとしても(いつか必ず死ぬのだから)見逃してやればいいのに、と思うのだが、律儀で真面目なことに驚く。ホントは神の意志なのかもしれないなぁ。