神様のカルテ

地上波初放映にて鑑賞。

救急病院で、末期がんの患者の看取りを巡る話だった(と思う)。全くの私見であるが(以下の発言に特定の誰かを攻撃する意図は全くない)がんという病気は出来の悪い子どもを持つことと一緒のように感じている。体力と気力と経済力で何とか出来そうでもあるし、どうにも出来ないかもしれないし、さりとて早々に諦めることも出来ないし、望んで選んだことでもないけれど自分の責任のようでもあるし、自分自身のこととして事実を受け入れることは容易ではなく、理不尽である。

それを少しずつ受け入れ、心と魂の平穏を得ることが出来たという話で良いのであろうか。ドクトルと学士殿と男爵の浮世離れした様と、ハルさんとの不思議な共同生活が、現実のものと思えるようになったのは、ドクトルの涙のせいだったかもしれない。気持ちがほっこりして、美味しいカステラが食べたくなった。