ストックホルム症候群

スカーレット・ヨハンソン主演「わたしがクマに切れた理由(わけ)」を鑑賞。原作となったベストセラー小説のタイトルは「ティファニーで子育てを」映画の原題は「ナニーの日記(多分)」なのに、なぜこのタイトル?と思っていたら終盤になって、あ〜そ〜なのね(棒読み)と。映画は面白かったのに、タイトルで損してる(と思う)。

主人公が恋した相手の台詞に「ストックホルム症候群」という言葉が出てきた。いわゆる洗脳の類で、生き延びるための知恵ではあるが根本的解決からの逃避でしかないという、極限状態の心理。他にもポリアンナ症候群とか、ミュンヒハウゼン症候群とか(いろいろあるが)人を統べるのは正義や真実より巧妙な心理攻撃かも。カリスマのパワーは狂気と紙一重、そういう人間には出来る限り関わりたくないと思う。