パリスタイル

最近、地味シックな花束を見かけた。全体に黒っぽくて(花も)ラッピングペーパーは不透明の厚紙でリボンはなく、メッセージカードが付いていた。大昔は薔薇とかすみ草をレース風のラッピングペーパーと豪華なリボンで飾り立てるのが定番だったし(何というか、バブリーw)最近はそのまま飾れるアレンジメントも多用されるようになっている。それがいつの間にか、思わず二度見してしまうような不思議な花束が流行っていることに、つい最近気が付いた。

これまでの花束はオーソドックスと呼ばれ、最近の流行はパリスタイルと呼ぶらしい(多分)。何がどう違うのかハッキリ定義されているサイトに行き着くことはできなかったのだが、とりあえず、オーソドックスは丈長で花と花の間を生かすようラッピングされているが、パリスタイルは丈が短く花は集合体のように纏められている。細かいことを言えば、パリスタイルの方は葉物が多く、「花束(はなたば)」というよりは一字違いの「花と葉(はなとは)」(…思いっきり滑った…orz)

パリスタイルの花束を見ているうちに、ふと、モデルの山口小夜子を思い出してググってみたら、6年も前に他界していた。パリスタイルの花束は、彼女にこそ相応しい。