急性腹症

以下wikiより転載。

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急激な腹痛によって緊急手術の適応か否かの判断が要求される症候である。
<定義>
突如として急激な腹痛が起こり、急性の経過をとる疾患の総称である。急性腹症を用いるのは主に外科領域だが、疾患によっては産婦人科泌尿器科などが関わってくる。なお、外見からだけでは判断しにくい疾患を急性腹症としている。
<痛みの種類>
内臓痛:内臓の炎症や感染などによって求心路である脊髄無髄神経終末が刺激を受け、疼痛が発生する。鈍い瀰漫性の慢性的な痛みが起こる。同時に悪心、嘔吐、冷汗などの自律神経反射症状を伴うことも多い。
体性痛:腹膜、腸間膜、横隔膜の炎症や消化液や出血による刺激によって脊髄有髄神経が刺激を受け発生する。内臓痛と違って鋭く限局性の痛みが起こる。
関連痛:内臓痛や体性痛を受けた臓器から隔たった体表に限局的に感じる痛みである。

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場合によってはカメラよりメスが先かもしれません。単純性イレウスだったら高圧浣腸で治りますが(←よくある話)消化管穿孔であれば開腹手術の適応です。本人の同意なしにはカメラも手術も出来ませんから、まずは受診してみては如何でしょうか。