東郷神社

思うところがあって、上京した折に参拝してきた。竹下通りの中程に案内の看板があるのだが、ファンシーな世界に挙動ってしまって目が泳ぎまくり、神社の境内に入ってほっと一息。お賽銭の後、2礼2拍手1礼にてお参り。お札を買って御神籤を引き、ノルマ達成。

さて帰ろうかと思った時、神楽が鳴り響き擬似挙式が始まった。緋毛氈の上を、神官に続いて3人の神楽師、羽織袴の新郎と綿帽子を被った新婦、傘持ちと介添人が静々と歩く。緋毛氈の両側に立ってかぶりつきで見ているカップル達とスーツの担当者達。拝殿に入る神官に続いてカップル達が次々と吸い込まれてく様は、まるでブレーメンの音楽隊。大切な収入源なんだろうなぁと思ったら、有り難みがなくなった。

所詮は神頼み、何の当てにもならないのは当然のことで、結局は自分次第。対人間のスキルがどこまで通用するだろう。ここが正念場。