アニマルホーディング

多頭飼い崩壊の話を見聞きすることが多くなったが、異常行動の一つとしてホーディングが生じていることは知らなかった。確かにゴミ屋敷も猫屋敷も「収集癖」(Hoard、死蔵・退蔵・保蔵、もしくはHoarding、ホ―ディング)の産物であることは間違いない。

黄金週間のこと。洋服を着せた小型犬を5頭従えた小柄な中年女性が、親しげに私に話しかけた。ペットの親バカ話に興味はなかったが、礼儀正しく相槌を打っていたら、生まれた仔犬を助けられなかった話をしながら(感極まって)涙ぐむ始末。このまま犬の話が続くのかと思ったら、唐突に自分語りに転じた。その女性は現在63歳、再婚したご主人は37歳で息子(40歳)より年下と聞いて、思わず食いついてしまった(野次馬w)。てっきり母親と子供(息子と娘)と思っていた。37歳男性と、同世代の女性は同じ種類の大型犬(女性の方が一回り小さい)を連れて一緒に散歩をしていたのだが、その女性は犬繋がりの知人とのこと。2時間を超える話がようやく終わった時には、私の脳内謎だらけ。

年下の男と結婚するのも、犬を飼うのも同じということか。37歳男性はガタイが良いので大型犬(体重は推定40キロ超)を余裕で御していたが、犬繋がりの女性は完全に負けていた。37歳男性と行動を共にする口実にしては手に余る代物、小型犬にしておけば良かったのにと大きなお世話。歳の差カップルのお二人が(金の切れ目で崩壊するまで)幸せに暮らせますように。